長野市のゴルフ場で5G実験、打球の落下点を予測、NTTコミュなど
NTTコミュニケーションズなどは14日、ゴルフ場の長野京急カントリークラブ(長野市)などと共同で次世代通信規格「5G」の実証実験を実施した。高速で大容量のデータを送受信できる5Gの特徴を生かし、打った球の落下点を予測する実験などをした。球を探す手間を省くことでプレイの回転率を向上させ、ゴルフ場の経営効率の改善などにつなげる。
5Gの通信環境を整備したゴルフ場に複数台のカメラを設置した。プレーヤーのショット映像をサーバーに高速アップロードして弾道を解析することで、ボールの落下点を予測して把握する仕組み。落下点の情報などは、手元のタブレットやディスプレーが搭載されたカートなどで確認できる。
同実験は総務省の「5G総合実証」の一環で実施した。5Gは2020年度からサービスが始まる見込み。NTTコミュや長野京急カントリークラブのほか、NTTドコモや富士通なども参加した。