横浜市、バルセロナ港湾局と連携強化の覚書
横浜市とスペイン・バルセロナ港湾局は13日、横浜港とバルセロナ港の連携強化に向けた覚書を結んだ。10月に両港の発展を目指す基本協定を結んだことを踏まえ、相互に協力関係を深める。両港が世界的なクルーズ拠点で自動車やコンテナの取り扱い拠点であるとして、両国の交易推進や港湾のプロモーションなどで連携していく方針だ。
13日、横浜市で覚書を結んだ。林文子市長は「ともに手を携え世界に向けてプロモーションしていきたい」と述べ、バルセロナ港湾局のマルセ・クネザ・イ・パジェス長官は「横浜との覚書は大きなチャンスだ」と応じた。覚書締結後、両者は今後、子どもの教育などでも連携を模索したいとの意向も示した。
横浜市港湾局によると、バルセロナ港は欧州の南の玄関口として知られており、クルーズ客船の寄港数は地中海で2位の830回、クルーズ客数は約300万人に上る。