三井住友FG、純利益9%減 4~9月期 戻り益一巡
三井住友フィナンシャルグループが13日発表した2019年4~9月期連結決算は、純利益が前年同期比9%減の4319億円だった。前年同期には融資先の業績改善で過去に積んだ貸倒引当金の戻り益を計上したが、一巡した今期は与信費用が膨らんだ。投資信託など運用商品の販売が振るわず、販売手数料も伸びなかった。
本業のもうけを示す連結業務純益は13%減の5545億円だった。下期も運用商品の販売が回復しづらいとし、20年3月期の目標を前期比5%減の1兆1350億円と450億円引き下げた。純利益は4%減の7000億円とする従来予想を据え置いた。