ロボリューション、自律走行の輸送ロボ 空港向け
ロボット開発のロボリューション(大阪府高石市)は13日、ロボットが自律走行して人や荷物を運ぶ移動サービスを開発すると発表した。先導役のロボット、人が乗る車いす型、荷物運搬用の3種類の機器を用途に応じて組み合わせ、空港や大型商業施設で使う。実証実験で複数台のロボットが連動して動く際の安全性、使い勝手を検証し、早期の実用化をめざす。
先導役のロボットは米国企業の製品をベースに開発した。レーザーセンサーで屋内の地図を作製し、障害物を避けながら自律走行する。これに車いす型や荷物運搬用が追従して動く。人手不足に対応し、商業施設内で商品運搬を自動化するといった使い方を想定する。実証実験は複合施設のアジア太平洋トレードセンター(大阪市)で実施する予定だ。
ロボリューションの小西康晴社長は村田製作所の出身。これまで村田の一輪車型ロボットや大和ハウス工業の床下点検ロボットを開発した。