大阪・道頓堀の夜間経済活性化へ協議会 JTBなど
JTBと大阪観光局、道頓堀商店会は12日、夜の消費を活性化させる「道頓堀ナイトカルチャー創造協議会」を発足した。11の企業・団体が参画し、最新技術を用いたスマートツーリズムや情報の発信を強化する。エリアの魅力向上で2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)を訪れる観光客に道頓堀にも周遊してもらう狙いだ。
日本を訪れる訪日客は18年に3千万人を突破し右肩上がりを続けるが、「(大阪観光局が実施した調査によると)大阪は午後10時くらいでホテルに帰る人が多く、夜の消費拡大が課題となっている」(大阪観光局の溝畑宏理事長)。夜間のイベント情報が観光客に伝わっていないとの問題もある。店ごとではなく企業が横串を通して連携することで、エリア全体を効果的に活性化させる。
NTTドコモはJTBが運営するカフェ併設の情報拠点に人工知能(AI)搭載のスクリーン「おしゃべり案内板」を20年2月にも設置。話しかけると夜のイベント情報や飲食店の空席状況がすぐに分かり、観光客は情報収集しやすくなる。
2025年に開催される大阪・関西万博のニュースや特集をまとめました。参加国やパビリオン、地元の動きなど最新情報をお伝えします。