甲府の山交百貨店跡地、ヨドバシカメラが進出
9月末に閉店したJR甲府駅前の山交百貨店(甲府市)の跡地に家電量販店のヨドバシカメラが進出することが決まった。同百貨店の経営会社とヨドバシカメラが土地と建物の売買契約を結んだ。売買金額は明らかにしていない。オープンのスケジュールは未定だが、改装などを経てヨドバシカメラが山梨県内に初出店する。
ヨドバシカメラは「山梨県内で出店先を探していた。JR甲府駅前は厳しい面もあるが、山交百貨店の跡地はポテンシャルのある立地で集客が見込める」と評価した。
山交百貨店は1954年に前身の「甲府松菱」として開業し、9月末で65年の歴史に幕を閉じた。建物は地上5階地下4階で、閉店時は地下1階までを売り場として活用していた。
山梨県の長崎幸太郎知事は「県都の玄関口に立地し、甲府市の中心市街地に欠かせない建物。出店により、一層のにぎわいがもたらされることを期待する」とのコメントを発表した。
甲府市の樋口雄一市長も「甲府駅南口に多くの人が行き交うなか、(ヨドバシカメラの)集客性からさらなるにぎわいが生まれる場所となるよう期待する」とした。
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