台風19号の情報伝達巡り検証チーム 国交省と気象庁
赤羽一嘉国土交通相は12日の閣議後の記者会見で、台風19号の情報伝達について検証するチームを同省と気象庁で立ち上げると明らかにした。14日に初会合を開く。台風19号を巡っては国交省の防災サイトにアクセスが集中、閲覧できなくなるなど情報伝達に課題が残った。2020年3月をめどに対策を取りまとめる。
茨城県内を流れる那珂川が氾濫したのに関東地方整備局が「氾濫発生情報」を出せなかったことや、長野市で大雨特別警報を解除した後、堤防が決壊し大規模浸水が起きたことなども検証し、対策に盛り込む。赤羽氏は洪水時のダムの運用や堤防の強化についても検証する方針を示した。
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