群馬銀行、実質業務純益横ばい 19年4~9月期
群馬銀行が8日発表した2019年4~9月期決算は本業のもうけを示す実質業務純益(単体)が前年同期比横ばいの149億円だった。投資信託解約損益の減少で有価証券利息配当金はマイナスとなったが、国債等債券損益の改善で補った。
連結純利益は23%減の134億円。有価証券関係損益を前倒しで計上したため従来予想を24億円上回った。19年9月末現在の貸出金残高(単体)は製造業や卸売業など中小企業向けが伸び、0.1%増の5兆5573億円。預金残高は2%増の7兆1287億円。
9月末現在の預かり金融資産残高は2%増の8876億円。入沢広之常務は証券子会社のぐんぎん証券について「他行の子会社と比べても極めて順調に進んでいる」と評価した。
20年3月期の連結純利益は前期比6%減の220億円を見込む。19年4~9月期決算が計画を上回り、従来予想(210億円)を上方修正した。
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