神戸商議所、続投決定の家次会頭「ITで魅力的な街に」
神戸商工会議所は8日、臨時議員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で家次恒会頭(70、シスメックス会長兼社長)の2期目の続投を決めた。副会頭には新たに国井総一郎ノーリツ社長(66)を選任した。尾山基アシックス会長最高経営責任者(68)や尾野俊二みなと銀行特別顧問(69)ら5人の再任も決めた。
家次会頭は同日の就任会見で、東京や大阪との比較で「神戸のインフラ投資は非常に遅れた。後発のメリットを生かしIT(情報技術)を活用することで、魅力的な街に変わっていける」と強調した。
5月に規制緩和が決まった神戸空港については「グローバルに展開するときに国際空港は必須になる」と将来性に期待した。新執行部の任期は2022年10月末まで。