東洋インキSCHD、決算発表を延期 不適切会計の調査難航
東洋インキSCホールディングス(HD)は8日、同日予定していた2019年1~9月期の決算発表を延期すると発表した。海外子会社の不適切会計に関連した調査が難航し、決算への影響額が算定できないため。新たな決算発表日は未定としている。
東洋インキSCHDは10月11日にフィリピンの子会社で現地社員による不適切な会計操作があったようだと発表していた。社員は現地銀行から会社名義で借り入れしていたが、それを会社側が認識していなかった。借入額は非公表。調査委員会を設置して実態の解明を進めているが、同社員の協力が得られていないという。
企業決算の最新ニュースをまとめてご覧いただけます。