民放5社、地上波とネット同時配信 TVerで実証
在京民放キー局5社(日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョン)は6日、地上波の放送番組について同じ時間帯にインターネット同時配信を行う技術実証を2020年1月に合同で実施すると発表した。
各社の番組は、5社が共同で運営する民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」で配信する。同時配信の対象は主に夕方の報道番組で、複数局が同時間帯に配信する際の技術的な課題、放送と配信における災害情報の提供の在り方、データ基盤技術などを検証する。
今回の取り組みは、総務省が野村総合研究所に委託した調査研究における技術実証として行う。5社による同時配信の実証実験は、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会(実施期間は18年6月から7月)、各社個別のスポーツ中継などの実証実験(同18年9月から19年2月)に続く3回目となる。
(日経 xTECH/日経ニューメディア 長谷川博)
[日経 xTECH 2019年11月7日掲載]
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