参天製薬、4~9月期純利益9%減 マイルストーン計上
参天製薬が6日発表した2019年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比9%減の131億円だった。販売申請に向けて準備中の緑内障治療器具の開発が順調に進み、開発の進捗に応じて支払うマイルストーンを16億円計上したため。
売上高に当たる売上収益は4%増の1187億円と、同期間として過去最高を更新。地域別では高齢化や医療機関の増加を支えに中国が好調だった。ドライアイの点眼剤「ヒアレイン」や抗菌点眼薬「クラビット」が伸び、中国事業は17%増収だった。全体の営業利益は9%減の190億円。
20年3月期通期は純利益で前期比27%減の232億円とする従来予想を据え置いた。年間配当は従来計画から1円増やし27円とする。
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