NZ、中国とFTA改定で合意
【シドニー=松本史】ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は4日、中国と自由貿易協定(FTA)の改定で合意したと発表した。NZから中国への生鮮食品の輸出が容易になるほか、NZ産の木材と紙製品に10年間、中国市場への優先的なアクセス権が認められる。2020年初めにも署名する見通しだ。
NZにとって中国は輸出の2割以上を占める最大の貿易相手国だ。アーダーン氏は東アジアサミットで訪問したバンコクで、中国の李克強(リー・クォーチャン)首相と会談した。NZは08年、経済協力開発機構(OECD)加盟国として初めて中国とFTAを締結し、約3年前から改定に向け交渉を進めていた。