欧州の英国だからこそ
鈴木幸一 IIJ会長
「いくらなんでも、今度こそ、方向は決まるのだろう」「で、どうなるの」「うーん」
ロンドンで働く知人に会うたびに、とりあえずは聞くのだが、明快で、はかばかしい返事はない。近代史を自ら作ってきたような英国が、自らわからない歴史的な選択をあえてしようとしている。メディアの記事を読み、知人に聞くのだが、誰も国の歴史を決めるほどの説得力のある政策として明示してくれない。歴史を変えていく場に立ち会う人間とい...
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