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住友電工、一転最終減益に 今期27%減 スマホ部品など低調

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住友電気工業は1日、2020年3月期の連結純利益が前期比27%減の860億円になりそうだと発表した。従来は1%増の1190億円を見込んでいたが、一転減益となる。スマートフォンや自動車の世界的な販売不調が想定を上回り、スマホ部品や切削工具が落ち込む。円高も採算悪化につながる。

売上高は1%減の3兆1500億円と、従来予想から500億円引き下げた。切削工具やスマホ向けフレキシブルプリント配線基板が振るわない。主力の自動車向けワイヤハーネス(組み電線)の販売数量は伸びるが、補えない。

営業利益は16%減の1400億円と従来予想を270億円下回る見通し。円高による採算悪化のほか、モロッコのワイヤハーネスの工場で発注変更に伴い費用がかさむ。東欧では人件費が想定より上振れする。

同日発表した19年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比42%減の280億円、売上高は微減の1兆5237億円だった。

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