米中緊張緩和も根深い警戒感、再び揺らぐ円相場
経済部・水戸部友美
米中貿易戦争のデタント(緊張緩和)に伴い円安・ドル高基調が続いてきた外国為替市場が再び揺らぎ始めている。10月31日に一時、1ドル=109円台まで下落した円相場は1日に一変。1ドル=107円89銭と10月上旬以来、約3週間ぶりの水準まで上昇した。米中協議では、これまで何度も「ちゃぶ台返し」が繰り広げられてきた。過度な警戒が和らいだとはいえ、懸念が出るとすぐ円高に振れる相場は市場関係者の疑心暗鬼を...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り619文字
関連企業・業界