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天然+人工芝球技場、ラグビーW杯の激闘耐える

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ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、4試合が行われた神戸市の御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)はサッカーJ1、ヴィッセル神戸の本拠地。昨季、天然芝を人工繊維などで補強する「ハイブリッド芝」をJリーグで初めて導入した。ラグビーW杯の激闘を終え、芝の状態はどうなったのか。同スタジアムの芝管理の責任者、山中乾司ヘッドグラウンズマンに解説してもらった。

10月25日、同スタジアムで開かれた芝管理技術のセミナー。講師の山中さんは「世界トップの選手たちのパワーは想像以上だった」と振り返った。体重100キロ超の大男がスクラムで押し合い、鍛え上げた体でぶつかり合った結果、ピッチには芝が削られたディボットが爪痕のように残った。さらにイングランド、アイルランド、南アフリカなどの強豪は「前日練習から容赦なく芝を傷めてくれた」。

山中さんが試合後にディボットの数を確認したところ、「ラグビーのトップリーグはJリーグの10~15倍。W杯はさらにひどく、20倍じゃきかないほど」。芝が根こそぎはがれることはなかったが、「天然芝だけだったら20分もたなかっただろう」。

同スタジアムは開閉式屋根の影響による日照不足などで芝の生育が悪かったため、ラグビーW杯の開催に備えてハイブリッド芝の導入を決断。英国視察を経て人工繊維「SISグラス」を採用し、天然芝の間に2センチ間隔で打ち込んでいる。繊維は地上に約2センチ出て、約18センチが地中に。ここに芝の根が絡んで成長し、水はけも良くなる。繊維はピッチの表面積の約4%。感触は天然芝とほぼ変わらない。

山中さんによると、夏場は暑さに弱い芝のケアに特に神経を使い、地中の配管に冷水を流す「地温コントロールシステム」をフル活用。また日中は屋根を閉じ、もう一つの武器のナトリウムランプで夜間に光合成させるなど、W杯に向けて細心の注意を払って芝を育ててきた。

また、10月8日に4試合目を終えた後、同19日のJリーグの試合までは2週間足らず。踏みつけられた芝はレーキ(熊手)などで手入れをした後、種まきと施肥を重ねて修復。「問題なく開催できる状態になった」(山中さん)のは、1年余りの経験とデータの蓄積も大きい。

ハイブリッド芝は主に3つの方式があり、今大会では5会場で採用。東京は神戸と同じSISグラスの打ち込み式で、横浜と大分は人工芝の土台に砂を入れて天然芝を育てるカーペット式だ。国内での導入はまだ少ないが、W杯の激闘にも耐えたことで、今後の普及に弾みがつくかもしれない。

(影井幹夫)

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