栃木県知事、臨時の県議会で改良復旧を強調
栃木県議会は30日、台風19号の被害を受けた臨時会議を開いた。福田富一知事は補正予算について、2015年の関東・東北豪雨発生時の補正総額である255億円を「大幅に上回る規模」になるとの見通しを示した。復旧では被災前よりも防災力を向上させる改良復旧に取り組む姿勢を強調した。
被害が大きかった箇所では治水機能の向上が必要とみて「河川の流下能力を増大させる改良復旧事業を積極的に導入していく」という。
台風19号では比較的小さな河川の氾濫による被害が大きかった。福田知事は市町と連携して簡易的な浸水想定区域図を作製し、ハザードマップの整理・充実を促すほか、監視装置のない中小河川にも水位計やカメラを設置するなどの対策をとる考えを示した。