カジノ反対の市民フォーラム、横浜市で講演会
一般社団法人勁草塾(東京・港)など3団体が10月に結成した「カジノを考える市民フォーラム」は30日、横浜港運協会の水上裕之常務理事を招き、第1回の講演会を開催した。横浜市の林文子市長が8月に表明したカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致について、反対の立場から講演した。
水上常務理事は「カジノではなく、ばくちや賭博と言うべきだ」としたうえで「(カジノ事業者に収益が流れることによって)毎年2.5兆円がなくなっていく」と訴えた。国際展示場の整備のほか、サーキットを造って自動車レースのF1を誘致するなど、同協会が従来から示している代替案を説明した。事務局によると、会場には市民ら120人が集まった。