インドネシアの教育ローン、幼稚園から大学院まで
インドネシアで学生ローンを展開するスタートアップのピンテク(Pintek)が近く、ドイツに拠点を置くベンチャーキャピタル(VC)のグローバル・ファウンダーズ・キャピタルから資金調達をすることが分かった。関係者が明らかにした。
ピンテクは、インドネシアで幼児教育から大学院までを含む学業全てのローンを提供する。調達額は300万ドル(約3億2000万円)程度になる見通しで、ピンテクの企業価値は1500万ドル程度に拡大する見通しだ。
グローバル・ファウンダーズ・キャピタルは世界各地に資金を振り向け、創業期から成熟期までの幅広いスタートアップに資金を投じる。東南アジアにも力を入れており、インドネシアのユニコーン(企業価値が10億ドル超の未上場企業)の1社である旅行予約サイトのトラベロカなどへの投資実績がある。
ピンテク、グローバル・ファウンダーズ・キャピタルの両社は、ディールストリートアジアに対してコメントしていない。
インドネシアでは、学生ローンを扱う他のスタートアップも相次ぎ資金調達をしている。最近では、高等教育を受ける学生にローンを提供するダナ・チタ(Dana Cita)が東南アジアなどで投資活動をするパタマール・キャピタルから出資を受けた。同様に大学生向けの金融プラットフォームを展開するチチル(Cicil)も域内のVCなどからの資金調達を発表している。
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