日韓の観光交流促進で一致 担当相が会談
赤羽一嘉国土交通相は27日、北海道倶知安町で韓国の朴良雨文化体育観光相と会談した。赤羽氏は会談後の記者会見で、韓国からの訪日客が急減していることを念頭に「日韓の国民ベースの交流は非常に重要で、今後も促進のため努力する」ことで認識が一致したと説明した。
会談は非公開で、朝食を含め約1時間15分行われた。25~26日に同町で開催されていた20カ国・地域(G20)観光相会合に合わせて実施した。朴氏からは両国間では様々な問題があるものの、文化やスポーツ、観光での交流を進めていきたいとの趣旨の発言があったという。両国は若者の相互訪問の拡充を検討する。
韓国からの訪日客は2018年には全体の約4分の1を占めていたが、日本政府が輸出管理を厳格化してから急減した。8月は前年同月と比べて半減、9月は6割減となった。