千葉県内 大雨で鉄道運休、観光施設も休園
大雨の影響で、千葉県内の交通機関も混乱した。JR東日本千葉支社は25日、内房線の館山―安房鴨川駅間、外房線の誉田―安房鴨川駅間、総武本線の佐倉―成東駅間、成田線の成田―銚子駅間に加え、久留里線と鹿島線の全区間で終日運転を取りやめた。冠水などで道路の状況が悪化しているため、バスによる代行輸送もできない状況という。
特急では成田空港と東京都心を結ぶ「成田エクスプレス」や房総方面の「しおさい」「わかしお」「さざなみ」が終日運休となった。
京成電鉄も午後2時すぎに京成本線の佐倉―大佐倉駅間で線路が冠水したため、佐倉―宗吾参道駅間で一時運転を見合わせた。
いすみ鉄道や小湊鉄道も終日運休した。小湊鉄道では上総牛久駅(市原市)で線路が冠水するなどの被害が出ているほか、養老川の水位が上がり橋梁の点検ができない状況という。
観光施設でも休園が相次いだ。市原ぞうの国(市原市)が休園したほか、東京ドイツ村(袖ケ浦市)も敷地内が冠水し、臨時休園にした。マザー牧場(富津市)では県道163号線が通行止めになり、県道93号線を利用するよう迂回路を案内した。