北都銀行、後継者育成の経営塾 取引先を支援
北都銀行は25日、取引先企業の後継者や若手経営者を集めた「ほくと次世代経営塾」を新設した。計数管理、事業戦略、人材育成など経営に必要なノウハウを体系的に学び、異業種の人脈を形成してもらう。将来の秋田県経済を支える人材を銀行自ら育てていくことで、地域経済の底上げや取引先の企業価値の向上を狙う。
第1期は2020年9月までの1年間にわたり、全11回の勉強会を開く。20~40歳代の22人が参加する。全国の地銀で経営塾を開く経営コンサルティング会社、タナベ経営や企業の先輩経営者を講師として招く。経営の基本や計数管理などを学んだうえで、自社のあるべき将来像を描いたアクションプランを作り発表する。
25日の発会式で北都銀の伊藤新頭取は「皆さんは秋田県経済を支える貴重な人材だ。たくましい経営者に育ってほしい」とあいさつした。
後継者育成の経営塾を巡っては、秋田銀行が「あきた未来塾」を11年に設置。これまで8期100人が受講し、19年10月からは13人が学んでいる。