群馬銀、環境債を発行 国内地銀で初
群馬銀行は24日、環境に配慮した事業に資金使途を限定したグリーンボンド(環境債)を11月に発行すると発表した。発行額は100億円で、年限は10年。野村証券とSMBC日興証券が主幹事を務める。群馬銀は調達資金を活用し、再生可能エネルギーの活用やエネルギー効率の向上に取り組む企業や個人などに融資する。環境債の発行は国内の地銀で初めて。
融資対象は太陽光や水力発電施設の建設、発光ダイオード(LED)照明や空調設備の更新、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の購入など。ESG(環境・社会・企業統治)への関心の高まりに合わせ、メガバンクや航空会社などで環境債の発行が進んでいる。