9月の派遣時給、1.4%高 ヘルパーなど上げ
人材サービス大手のエン・ジャパンが21日発表した9月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東、東海、関西)で1576円となった。前年同月に比べ1.4%(22円)高く、前年実績超えは16カ月連続。時給水準は相対的に低いが、医療事務やヘルパーなどの上昇が目立った。
職種別では「医療・介護系」は1311円で4.3%(54円)高い。「営業・販売・サービス系」は2.2%(32円)高い1497円、「オフィスワーク系」も2%(32円)高い1588円でいずれも過去最高を更新。相次ぐ自然災害で建設機械や建材などを扱う企業で急増した受発注業務を担う営業事務が伸びた。
同業大手のディップが同日まとめた9月の派遣社員の求人件数は約13万8000件で、前年同月比34.8%増えた。「介護・ヘルパー」(2.27倍)、「(コールセンターでの)テレホンオペレ―ター」(63%増)などの求人増加が目立った。