しまむら、「しまラー重視」のワナ ミセスがそっぽ
衣料品チェーン大手のしまむらは、日本企業の現実を映し出している鏡のようだ。社員は上から下まで生真面目で、過剰な演出を嫌う。強い成長力は鳴りを潜めたが、それでも丹念に市場の変化を追いかけ、しぶとく生き残る。
そんなしまむらの目下の悩みは何か。北島常好社長は「40~50代のミセスカジュアルゾーンに柱がないこと」と話す。もともとしまむらが強みとしていた分野だ。むしろ若い人が苦手だったしまむらで何が起き...
大型ヒット商品が生まれにくい時代に勝つマーケティングとは何か。その発想や条件を探ります。