エンプラス4~9月、純利益36%増 上方修正
プラスチック部品加工のエンプラスは18日、2019年4~9月期の連結純利益が前年同期比36%増の14億円になったようだと発表した。従来予想は5億6000万円だった。半導体製造に使うソケットの販売が好調だったほか、子会社で訴訟損失引当金を戻し入れたため、特別利益3億8000万円を計上する。
20年3月期通期の業績予想は純利益を従来の14億円から18億円に引き上げた。「米中貿易摩擦などの影響が不透明」として売上高や営業利益は据え置き、特別利益のみを反映した。
4~9月期の売上高は1%減の160億円と従来予想を8億円上回った。営業利益は微減の13億円。従来予想は8億円だった。半導体の製造工程で使うソケットの販売が米国や台湾で伸びた。車載向けを手がける顧客が多く、メモリー市況悪化の影響が少なかった。決算発表は21日を予定している。
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