アルゼンチンに忍び寄る 中国発「債務のわな」
(グローバルViews)
サンパウロ支局 外山尚之
10月27日に大統領選を控えるアルゼンチン。世論調査で野党の反米左派陣営が現職のマクリ大統領に大差をつけるなか、早くも政権交代を見据えた動きが活発になっている。特に焦点となっているのが、中国との外交関係だ。親米のマクリ政権に比べ、左派陣営は中国との親和性が高い。中国発の「債務のわな」を巡る議論に背を向けるように、野党陣営幹部からは国際通貨基金(IMF)に代わり中国を頼るべきだとの声が優勢だ。南米...
いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。