リチウムイオン電池の父はかく語りき
2019年のノーベル化学賞で栄冠を手にした旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)。もともと電池の門外漢だったが、執着心と柔らかアタマでリチウムイオン電池を生み出した。AI、日本の産業界など研究者として今何を思うのか。受賞後の金言を写真とともに振り返る。
■AI(人工知能)について
「AIは人間以上でも以下でもない。自分で賢くなっていくという人間の良い部分は引き継ぐが、年齢は追い越せない」
「人間が生まれて社会人になるまで20年。AIも賢くさせるのに子どもの教育投資と一緒で相当な時間とお金がかかる。過度な期待も拒否感も持ってはいけない」...
2023年のノーベル賞発表は10月2日(月)の生理学・医学賞からスタート。物理学賞は3日(火)、化学賞は4日(水)、文学賞は5日(木)、平和賞は6日(金)、経済学賞は9日(月)と続きました。
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