ABCマート純利益2%増 スニーカー好調
エービーシー・マートが9日発表した2019年3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期比2%増の173億円だった。同期間として2年連続で最高となった。主力のスニーカーやアパレルの売れ行きが良かった。海外では韓国と台湾で販売が伸びた。
売上高は6%増の1401億円、営業利益は3%増の253億円だった。グループ全体の店舗数は1315店と1年で59店増えた。
普段着にスポーツの要素を取り入れる「アスレジャー」の流行もありスニーカーが好調だった。アパレルとスニーカーの組み合わせを提案する販売促進策により、アパレルも伸びた。台湾と韓国での売上高はそれぞれ3割、1割増えた。
20年2月期通期の業績の見通しは据え置いた。売上高は前期比4%増の2783億円、営業利益は3%増の452億円を見込む。記者会見した小島穣取締役は「韓国の一部店舗で不買運動の影響が出ている」と話した。
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