日産新社長の内田氏、商社出身の合理主義者
ルノーと深い関わり
日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO)に内定した内田誠専務執行役員(53)は日商岩井(現双日)の出身だ。元会長のカルロス・ゴーン被告の改革初期の2003年に日産に転じた。国際経験が豊富で流ちょうな英語も操り、仏ルノーとの共同事業や韓国・中国事業で実績を残した。
幼少期はマレーシアで過ごし、英語力はネーティブ並み。商社時代はフィリピンで自動車の貿易に携わり、タガログ語で現地ディーラーと渡り合っ...
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。