セブン、1割強が深夜休業を検討。加盟店向けアンケートで
セブン―イレブン・ジャパンが実施したフランチャイズチェーン(FC)加盟店向けのアンケートで、回答店舗の1割強が深夜休業の実施を検討したいと回答していたことが8日、分かった。人手不足による人件費高騰でFC加盟店の収益環境は厳しくなっている。セブンはアンケートの結果をもとに営業時間の短縮(時短)の実験店舗を拡大するか検討を行う。
アンケートは7月に全約2万1千店を対象に実施した。セブンは回答した店舗数は明らかにしていない。深夜時間帯の休業について尋ねたところ、回答店舗数のうち1割強の店舗が「検討している」と答えたという。
セブンでは今年2月、大阪府東大阪市のFC加盟店オーナーが営業時間の短縮を強行し、24時間営業を巡る問題が表面化した。これを受けて、春から営業時間の短縮実験を始めた。現在はFC加盟店約230店で実施しており、さらに約350店が短縮実験を希望しているという。
アンケートは今後も1年に1回程度継続して行う方針。深夜休業に対するFC加盟店オーナーの傾向を定期的に把握しながら、店舗の運営に反映していきたい考えだ。
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