福光屋、天皇即位の儀を祝う桜とミカン酵母の日本酒発売
酒造会社の福光屋(金沢市)は8日、22日に催される天皇陛下即位の中心儀式「即位礼正殿の儀」を祝う純米大吟醸を発売した。桜とミカンの花の酵母を使った2種類で、天皇陛下が儀式で登壇する「高御座(たかみくら)」にちなんだ八角形のラベルをつけた。各3000本限定で販売する。
令和の時代が玉のように輝き、常緑樹の葉のように精気に満ちたものとなるよう「玉葉」と名付け、山田錦を100%使用した。
「玉葉 南殿の桜」(希望小売価格、税別2300円)は桜の花から採った酵母を使い、桜桃のような香りや果実感を味わえる。「玉葉 南殿の橘」(同)はミカンの花から採った酵母でかんきつ系の酸味とすっきりとした味わいに仕上げた。福光屋の直営店や通販サイトのほか、百貨店や酒販店などで販売する。
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