大島議長発言で紛糾 野党、国民投票法案巡り
立憲民主党などは7日の衆院議院運営委員会理事会で、大島理森衆院議長が憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案を巡り「臨時国会で合意点を見つけてほしい」と発言したことに反発した。立民の安住淳国会対策委員長は「特定の法案に踏み込んだ発言をするのは公正中立な議長らしからぬ発言だ。立法府の権威に関わる」と批判した。
これを受けて7日午後3時から開会予定だった衆院本会議は1時間25分ずれ込んだ。大島氏は高木毅議運委員長らに自らの発言を説明した。「与党寄りと思われたのなら遺憾だ」などと語った。
大島氏は5日、地元の青森県八戸市で開いた自身のパーティーで、国民投票法改正案に言及し「もう少しのところにきている。臨時国会で与野党が話し合い、合意をみつけてほしい」と述べた。「与野党から相談があれば、いろんなことを話す機会はあるかもしれない」とも指摘した。