若い世代の岡山発地域貢献に助成
石川文化振興財団
石川文化振興財団(岡山市)は、岡山県内を活動拠点とする若い世代の地域貢献活動への助成「WAKABA」を立ち上げた。7日、対象選定した7団体を発表、同市内で助成目録の贈呈式を開いた。起業など地域を支える活動へのステップとして今後も毎年続ける。
選定されたのは、岡山県立大学の学生らが栄養学の知識を生かし、古民家を利用して地元総社商店街で食堂を運営する取り組みや西日本豪雨の被災地でノートルダム清心学園オーケストラ部の中高生らが進める演奏活動など7件。持続可能な開発目標(SDGs)活動に主眼を置き、学生らが主体となった活動を選んだという。助成額は各団体10万円。
同財団はアパレル大手のストライプインターナショナル(岡山市)の石川康晴社長が2014年に設立、理事長を務めている。石川理事長は「若い世代の10万円は一般の助成の10倍にも値する」と今後の活動に期待を寄せている。
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