OKB証券が営業開始 大垣共立銀118店で金融商品
大垣共立銀行の証券子会社「OKB証券」(岐阜県大垣市)が7日、営業を始めた。同行の支店など118店を通じて金融商品を提供する。歴史的な低金利が続くなか証券と銀行、信託の各分野で金融サービスを一括提供できる体制を整え、さらなる成長をめざす。
OKB証券の資本金は15億円で大垣共立銀が100%を出資。社長には大和証券出身の青木栄治氏が就いた。同日の開業式典で大垣共立銀の境敏幸頭取は「様々な形でお客様に総合金融サービスを提案していきたい」と話した。
大垣共立銀は個人客で約180万の預金口座を持つ。青木社長は日本経済新聞社に取材に「まずは大垣共立銀の預金口座を持つ個人を中心に証券口座を獲得していきたい」と述べた。証券会社独自の店舗展開や人材採用については今後の事業拡大などを踏まえて検討する。