ノーベル経済学賞選考は妥当か ある有力候補の悲劇
2019年のノーベル経済学賞はアビジット・バナジー氏、エステール・デュフロ氏、マイケル・クレマー氏に決まった。過去の受賞者をみると、他を圧倒する研究業績を残している学者がほとんどだが、学界での前評判とは異なる結果となった年もある。18年の選定にも当初から異議を唱える声があり、長く尾を引いている。多様な学説が並び立ち、専門分化が進む中で、経済学賞の選考は一段と難しくなっているといえる。
8月27日...
2023年のノーベル賞発表は10月2日(月)の生理学・医学賞からスタート。物理学賞は3日(火)、化学賞は4日(水)、文学賞は5日(木)、平和賞は6日(金)、経済学賞は9日(月)と続きました。