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あすサモア戦、愛知・豊田スタジアム支える「復興芝生」

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ラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表チームは5日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われるサモア戦で3連勝を目指す。スタジアムのグラウンドに使われているのは東日本大震災で被災した宮城県山元町の芝だ。津波の塩害に負けずに育った力強い「復興芝生」が、両チームの選手たちの激しいぶつかり合いや素早いステップを足元から支える。

「復興への思いが形になった。まるで夢のようだ」。山元町で芝生栽培を手掛ける「東日本復興芝生生産事業」社長、大坪征一さん(79)はW杯開催に声を弾ませる。

山元町は宮城県南部の沿岸にあり、2011年の東日本大震災の津波で深刻な被害を受けた。流れ込んだ海水が塩害を引き起こし、東北随一の生産を誇ったイチゴの栽培にも影を落とした。

「山元をなんとかよみがえらせたい」。そんな思いの大坪さんが、流された実家近くの砂地に芝の種をまいたところ、塩害をものともせず芽を出した。復興芝生の誕生だった。

大坪さんは13年、地元の仲間ら6人で会社を立ち上げた。海水につかって作物を育てられなくなった農地を借り上げては復興芝生の栽培地にしていった。今の面積は16.5ヘクタールにまで広がり、町の新たな特産品としても期待を寄せられている。

一方、W杯で4試合が行われる豊田スタジアムは芝の張り替えを検討していた。根を強く張るため、激しいプレーでもはがれにくい品質の高さや砂地との相性の良さから復興芝生を採用し、6月に張り替えを終えた。

スタジアム運営会社でグラウンドを管理する田井中修さん(53)は「芝の育て方が丁寧で、一流選手の踏ん張りにも耐えられる」と評価する。

実は大坪さんは高校から大学、実業団でもプレーしたラガーマンだ。80歳目前の今も地元チームで毎月のように楕円球を追っている。

復興芝生のW杯デビューとなった9月23日のウェールズ対ジョージア戦は、豊田スタジアムにまで足を運んで観戦した。やはり大坪さんの目が行ったのは選手の足元で「足を滑らせなくてよかった」と胸をなで下ろした。ジョージアの選手たちは試合後「最高のピッチだった」と称賛した。

5日は待ち望んだ日本代表チームの試合だ。優勝候補のアイルランドを破り、チームは勢いに乗っている。大坪さんは「復興芝生に大胆に飛び込んで、トライを決めてほしい」と話している。

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