東北・北陸で荒天の恐れ 土砂災害、浸水に注意
台風18号から変わった温帯低気圧は4日、日本海を東へ進んだ。北陸や東北の日本海側は非常に強い風が吹き、海は大しけになりそうだ。関東甲信や東海も温帯低気圧や低気圧から延びた寒冷前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が安定せず、大雨が降った。気象庁は土砂災害や浸水、川の増水に警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、東日本を中心に局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降った。北海道も低気圧や別の停滞前線の影響で雨雲がかかって広い地域で雨になった。
4日午前までの半日の降水量は兵庫県朝来市で134.5ミリ、北海道白老町で109.5ミリ、三重県熊野市や京都府福知山市で105.0ミリ、和歌山県古座川町で96.5ミリ、岐阜県郡上市で95.5ミリに達した。
5日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、北陸23メートル(35メートル)、東北20メートル(30メートル)。波の高さは、北陸6メートル、東北5メートル。5日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、北海道150ミリ、北陸、東北120ミリ。
〔共同〕