臨時国会、4日召集 野党、共同会派で臨む
第200臨時国会が4日召集される。会期は12月9日までの67日間で、臨時国会としては2012年12月の第2次安倍政権発足以降、2番目に長い。10%への消費税増税に伴う国民生活への影響や日米貿易協定案、関西電力役員の金品受領問題などが主な議題となる。立憲民主党や国民民主党など野党4党派は共同会派を結成して臨む。
4日は天皇陛下を迎えて開会式を開いた後、衆参両院の本会議で安倍晋三首相が所信表明演説をする。演説への与野党の代表質問を衆参両院で7~9日に実施し、その後の衆院予算委員会から本格的な論戦が始まる。
立民と国民民主、社民党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」による衆院の共同会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」は120人となり、09年の政権交代直前の旧民主党勢力(112人)を上回る。野党は参院でも共同会派を結成した。国会戦術で協調し、政権への対立軸を明確にする。
政府・与党は9月に最終合意した日米貿易協定案を早期に国会に提出し、承認を得たい考えだ。野党側は関西電力役員らの金品受領問題を巡り、政府の対応や監督責任を問う方針だ。