参院、福祉車両導入へ れいわ新人らに3台
参院議院運営委員会は3日の理事会で、重い身体障害があるれいわ新選組の船後靖彦氏ら3人の議員活動に対応するため、車いすのまま乗り降りできる福祉車両3台を公用車として導入することを決めた。購入費は3台で約1300万円。導入には5カ月程度かかる見通しだ。
参院選で初当選したれいわの船後、木村英子両氏と、冬季パラリンピック元選手で国民民主党の横沢高徳氏が導入を要望していた。購入費用は予備の公用車を売却し、来年度買い替える車両を安価な車種に変更して捻出する。
福祉車両は、医師の判断などで車いす利用が必要だと認められた議員だけに限るとした使用基準も定めた。
参院はこれまでに船後、木村両氏が大型車いすを利用できるよう本会議場の議席を改修した。法案採決に備えて、押しボタン式の投票装置の設置も終えている。
〔共同〕