米民主候補サンダース氏、大統領選の活動休止 動脈閉塞
【ワシントン=永沢毅】2020年米大統領選で民主党の有力候補の一人であるサンダース上院議員(78)は2日、選挙活動を当面休止すると発表した。1日のイベントの最中に胸部の痛みを訴え、動脈閉塞が見つかったため。陣営幹部は声明で「数日間は安静にし、イベントへの参加をキャンセルする」と説明。会話はできる状態にあるという。
民主候補の指名争いの世論調査で、サンダース氏はバイデン前副大統領とウォーレン上院議員に続く3位につけている。高齢による健康不安への懸念が高まるのは避けられず、選挙戦に影響を及ぼしそうだ。
サンダース氏は民主の指名候補争いのメンバー19人の中で最高齢。2日に西部ネバダ州ラスベガスで少なくとも3つのイベントに参加する予定だった。この数カ月は1日に複数の都市で大統領選絡みの行事をこなす強行軍を続けていた。15日に中西部オハイオ州で予定している民主の第4回テレビ討論会に参加できるか不透明だ。