柏―船橋駅間 最大11分短縮 東武鉄道
東武鉄道は2020年3月から、東武アーバンパークライン(野田線)の運河―船橋駅間で急行運転を始める。通勤時間帯には、柏―船橋駅間で所要時間を最大11分短縮する。千葉県北西部から都心へ通勤する利用者が多いため、利便性を向上させる。
20年3月のダイヤ改正から運行する。通勤ラッシュの時間帯となる午前6~9時台と午後4~10時台に、毎時2本運転する。朝は9分、夕夜間は11分短縮する。午前10時~午後3時台には大宮―船橋駅間で16分短縮する。
最終列車も最大で約30分繰り下げる。JR各線に接続する柏駅や船橋駅、新京成電鉄や北総線に接続する新鎌ケ谷駅などで他社の路線の最終列車と接続できるようにする。柏駅を出発し春日部方面に向かう全席指定の特急列車「特急アーバンパークライナー」の運行も平日の夜に新たに始める。
柏や船橋などの千葉県北西部は、都心への交通アクセスの良さから若い世代やファミリー層を中心に人口が流入している。今回のダイヤ改正で、都心の通勤や買い物に便利な路線としてのイメージを定着させ、住宅地としての魅力を高めることで、若い世代の沿線への移住を促進する。