米ISM悪化でも鈍い円高進行 世界景気減速でドル買い
経済部 水戸部友美
円高の進行が鈍い。米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した米製造業景況感指数は約10年ぶりの低水準に落ち込み、米景気の先行きへの不透明感が強まった。それにもかかわらず「安全通貨」とされる円が強くなっていないのは、米景気減速の影響が世界経済にも波及するとの見方から新興国通貨やユーロが売られ、ドルが買われているためだ。強いドルと強い円が綱引きし、ドル円相場の値動きが狭くなっている。
2日午...
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