ビビッドガーデン、DeNAなどから2億円調達 ユーザー開拓強化
農産品などの産地直送サービス「食べチョク」を運営するビビッドガーデン(東京・渋谷)は2日、DeNAなど5社、為末大氏など個人投資家を引当先とする第三者割当増資を実施したと発表した。調達額は約2億円。食べチョクに登録する生産者は500人を超え、取り扱う産品も肉や魚などに拡大した。調達した資金を使い顧客開拓や幹部人材の採用に充てる。
引当先はDeNAの他、マネックスベンチャーズ、神明ホールディングス(HD)など5社と、元メルカリの松本龍祐氏、為末氏など複数の個人投資家。神明HDとは、販路や物流の共同利用など事業面の提携も進める。
食べチョクは有機野菜を扱う個人向けの電子商取引(EC)サイトで、2017年8月にサービスを開始した。一定の基準を満たした生産者が登録・出品でき、消費者や飲食店は採れたての野菜や市場では流通しない商品を到着日を指定し受け取れる。登録する生産者も一定の数を確保でき、今後は利用者の拡大に向けマーケティングなどに人材や資金を投じる。
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