豊和銀、青年会議所のSDGs支援で私募債発行
豊和銀行は30日、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の普及活動の一環として日本青年会議所と連携協力協定を結んだ。同行が「ほうわSDGs私募債」を10月から取り扱い、私募債発行企業から受け取る手数料の一部(発行金額の0.2%相当)を学校や日本青年会議所に寄付する。同会議所を寄付先に指定した私募債は全国で初めて。
日本青年会議所は中小企業向けにSDGsを普及・啓発する人材育成などの活動を進めており、同会議所の鎌田長明会頭は「防災や安全な水の確保などを含め様々な事業を展開する。金融機関との連携は今後も全国で取り組みたい」と話した。豊和銀行の権藤淳頭取は「同様の私募債発行の機運が大分県から全国に広がり、地域経済の発展につながるはず」などと語った。