外国人就労支援施設 新今宮に28日開業、YOLO JAPAN
日本で働きたい外国人向け求人サイトを運営するYOLO JAPAN(大阪市)は27日、大阪・新今宮に開く外国人向け就労支援施設を報道陣に公開した。南海電気鉄道と協力して28日に開業する。施設内にはホテルやレストラン、セミナー室があり、無料の日本語講座などを開く。外国人労働者が増える中、日本での就労に必要な知識の習得を後押しする。
新施設「YOLO BASE」は3階建てで客室数76室のホテルやコワーキングスペースなどを設けた。外国人スタッフを多く採用して実務経験を積む場となる。外国人向けに特定技能の在留資格を取る試験対策講座や日本企業とのマッチングイベントも開く。セブン銀行や通信会社のジェイピーモバイル(京都市)と提携し、銀行口座の開設や携帯電話の契約など生活面も支援する。
新今宮は「労働者の街」として有名だが、現在は高齢化で空洞化が進む。加地太祐社長は「外国人を呼び込み、日本人と共生するモデルケースを目指す」と話す。