シャープ、英語鍛える電子辞書 中学生向け
シャープは26日、「読む・聞く・書く・話す」の英語4技能を鍛えるカラー電子辞書「ブレーン」2モデルを10月10日から発売すると発表した。英語の発音を採点できる機能を搭載したほか、英作文の読み上げ機能も備えた。2020年度から始まる大学入学共通テストで英語4技能の重要性が高まることを見据え、新しい英語学習のニーズに対応する。
1つは小中学生を想定した「中学生モデル」。グリーン系とホワイト系の2色で展開する。5教科に対応する辞書や参考書など150コンテンツを収録。別途必要なコンテンツを追加購入することもできる。電子辞書として使うだけでなく、画面部分を折り畳むことでタブレットのようにも使える。通学中の電車やバス内の隙間時間に利用しやすくした。
「読む」学習に対しては多読アプリ「Oxford Bookworms」にオズの魔法使いなど30冊を収録。「聞く」については字幕付きのリスニング機能、「書く」は英作した文章を読み上げるほか、発音した英語を録音して聞き直せるようにした。「話す」勉強には発音採点アプリによって、文章の音声の波形から0~100点で採点する仕組みを採用した。
同日、アクティブシニア向けの「生活・教養モデル」も10月10日に発売すると発表。外出先で俳句を楽しんだり手軽にメモをとったりする機能を新たに付けた。価格はオープンで、2モデルともに税別3万4000円前後。