ラグビー、漫画でゆる~く 福岡市HPに女性職員連載
楕円球のような姿の「ミーハーOL」に、鋭くつっこむ「ネコさん」――。ラグビー・ワールドカップ(W杯)の試合が26日に行われる福岡市は、市ホームページに、競技の魅力や観戦の面白さをゆる~く伝える漫画を連載し、W杯アピールに一役買ってきた。
福岡発脱力系ラグビー漫画と銘打った「ラグ村ラグ江」。ラグビーと縁もゆかりもなかった主人公がW杯の地元開催を知り、誰に頼まれたわけでもなく、大会成功に向け「一肌脱ごう」と立ち上がる設定で、作者の市職員、吉村衣恵さん(35)自身がモデルだ。
2017年6月に始まり、これまでに本編50話以上を掲載。勤務前後や昼休み中に描き、基本ルールやスタジアム生観戦の魅力を紹介してきた。独特の画風に、くすりと笑えるやりとりがじわじわと人気を呼び、今ではファンレターが届くほどに。本編とは別の「おまけ」では、読者の質問への回答や、イベントの告知もしている。
博多駅前広場にファンゾーンができ、臨時観光案内所も設置されるなど、福岡市ではW杯ムードが高まる。吉村さんは「もともとファンの人も、私のようにミーハーな人も、一生に一度の機会に思いっきり盛り上がって」と呼び掛けている。〔共同〕