ファッションEC、新たな競争の号砲
ヤフーが衣料品通販サイト運営のZOZOの買収を決め、日本のファッションEC(電子商取引)に新たな競争の号砲が鳴った。楽天、アマゾンジャパン(東京・目黒)、ヤフー・ZOZOはいずれも1千以上のブランドを扱う。今後はECの最大の壁である試着の工夫や購買データを活用した需要予測など、ブランド支援を巡る競争が本格化するステージに入る。
楽天は今...
衣料品通販サイト大手のZOZOが9月12日、ソフトバンク子会社のヤフーの傘下に入る意向を発表した。創業者の前沢友作氏は同日付で社長を退任し経営から退く。前沢氏はユニクロやZARAに並ぶ世界規模のアパレル企業を目指したが、採寸用スーツの苦戦や相次ぐ有力ブランドの撤退など誤算が続いた。創業から約20年。月周回旅行やプロ野球への関心などの発言が注目を集めた前沢氏は第二の人生を歩む。